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2025/05/03
戦後80年の憲法大集会
東京で38,000人参加
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 憲法記念日の5月3日、「2025憲法大集会」が東京都江東区の東京臨海広域防災公園で開かれ、約38,000人(主催者発表)が集まった。米軍基地や原発の問題、選択的夫婦別姓の法制化など課題が山積するなか、自由や平等を掲げる憲法の理念を生かした国づくりの実現を訴えた。
 今夏で戦後80年。節目の年のテーマは「未来は変えられる!戦争ではなく平和なくらし!」。
 集会では、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の田中熙巳さんらが登壇。核兵器の廃絶や軍縮、脱原発などを訴えた。また、開会前には、ゲストスピーカーや憲法学者らによるトークイベントがあった。
 集会後のパレードでは参加者が、「台湾有事を扇動するな」「ジェンダー平等いますぐ実現!」などのシュプレヒコールをあげた=写真。
 ロシア軍によるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃など、21世紀に入ってもなお、むごい戦争や紛争が続き、市民の命が奪われている。日本が戦争に「加担」せず、憲法にのっとって停戦に寄与する平和外交を推進するよう、しっかり声を上げていくことが必要だ。
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