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2025/08/30
カザフの抑留死亡者追悼碑の修復を
東京・吉祥寺で追悼上映会 8月30、31日
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「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」の1場面

 日本の敗戦後、旧ソ連のカザフスタンに抑留された日本人の半生をたどる映画「阿彦哲郎物語 戦争の囚(とら)われ人」が30、31日、東京都武蔵野市吉祥寺本町1のアップリンク吉祥寺で上映される。
 映画のモデルとなった阿彦哲郎さん(1930~2022年)はサハリン(樺太)出身。敗戦後もサハリン南部の造船所に勤めていたが、スパイとみなされて48年に逮捕された。大陸の収容所を転々とし後、カザフで過酷な労働を強いられた。
 ソ連崩壊後に一時帰国し、2012年に永住帰国したものの妻が異国の生活になじめず2年後に戻った。同作はカザフの日本大使館職員だった佐野伸寿(しんじゅ)さん(60)が監督して2023年に公開された。
 上映会は、同国アルマティ市にある日本人抑留死亡者の追悼碑を修復するためのチャリティーイベントだ。追悼碑は93年に建立され、日本とカザフの交流のシンボル的な存在だったが昨年、倒壊していることが判明。「地震などの災害が原因ではないか」と推測され、民間団体「シベリア抑留者支援・記録センター」が資金協力を呼びかけている。
 両日とも、やはり佐野さんが監督した「ちっちゃいサムライ 三浦正雄の子供時代」を上映。ゲストによるトークもある。詳細は同センターのホームページ
(M・M)
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